住宅を買う予定がある場合、ほとんどの方が一括ではなく住宅ローンを選択すると思います。しかし、これが転職をしてすぐに審査をしてほしいと思っても通らないと言われています。仮に実績のある会社で働けることが決まったから家を買いたいと思っても、審査に落とされる可能性もあるわけです。
一般的な金融機関の住宅ローンであれば、勤続年数の目安としては2年から3年は必要とされています。また20歳以上で完済時の年齢が75歳から80歳くらいで、年収に対しての返済負担率が35%以内などの条件をクリアしなければなりません。勤続年数に関して言えば、転職してすぐに家を借りたいと思っても審査に通らないというわけです。
とはいえ、住宅ローンを借りられるかの基準については金融機関により異なります。また、実際の審査内容についても一般に対しては一切公開されていません。ですから、仮に条件をすべて満たしていたとしても金融機関の審査に通るかどうかはまた別問題となるわけです。実際に借りることができるかどうかについては、各金融機関に問い合わせをしてみなければ分かりません。複数の金融機関に問い合わせをしたうえで、ローン申し込みの審査を受けてみるといいでしょう。このとき、審査に通りたいからと言って虚無の申請を行うと、後々審査そのものに通らなくなってしまうことがあるため絶対にさけましょう。
転職をしたばかりの方は住宅ローンの審査には通らないと言われていますが、例外的なケースもあるようです。どうしたケースが例外と認められるのでしょうか。
転職先が以前と全く同様の業界であることや、収入がこれまでと変わらないことが証明できる場合には、転職してから間もない場合でも融資が受けられる場合があります。また、フラット35という住宅金融支援機構が買取対象としている商品ならば、勤続年数の制限がありませんから借りることもできるでしょう。
ただし、転職してからすぐの住宅ローンというのは基本的にはおすすめできません。というのは、転職したばかりの会社に長く勤めることができる保証はどこにもありませんし、安定した収入が確保できるかの保証もないからです。ある程度勤続年数を重ね、安定した収入と長期的な見通しが確保できるようになった段階で、初めて住宅ローンを検討するのがいいかと思われます。