転職するというのは言葉にすると簡単ですが、実際は大きな難関となるでしょう。実際、面接を受ける前に書類選考がありますし、その書類選考を突破するだけでも難しいという点があります。当然会社の人に対して自己PRをしたいと思ってもすぐにできるものではありませんし、そのためにも人事の目に留まるような魅力的な職務経歴書が必要となるのです。それでは、どのような点に気を付けることで良い職務経歴書を書くことができるのでしょうか。
職務経歴書は会社の選考時にどれくらいの時間読まれているのでしょう。これは場合にもよりますが、大体1人平均4秒と言われています。職務経歴書はたくさん書けば良いと言うわけではありません。もちろん自分が伝えたいことを書くというわけでもありません。本質は相手にとって必要な情報を記載することになります。相手が目を通した時に印象に残るような書類を作ることを心がけましょう。
では、印象に残る書類とはどのようなものなのかということですが、これは企業が求めているようなキーワードが目につくようにしておくといいでしょう。実際、人事をしている人は実際に自分が希望する職務に就いた経験のない人もいるわけで、そうした場合にはその仕事に関する言葉が多く書かれているものに目が行く傾向があります。そのキーワードと経験や関わったプロジェクトを結びつけて記載しておくと更に効果が上がるかと思われます。
相手に対して伝えたいことは表形式にまとめることをおすすめします。だらだらと文章で書くよりも、項目ごとに表にまとめた方が相手にとって見やすいものとなるのです。表にすることで個性がなくなるといったことを心配する必要はありません。書くべきことをしっかりと簡潔に、相手に読みたいと思われるようなものを作ることを心がけましょう。
最終的に言えるのは、伝えるべきポイントがしっかりと記載されていれば問題ないと言うことです。回りくどい表現を使いたがる人もいますが、あくまでも簡潔に書くことが大切です。自分の仕事における強みを経験や知識からしっかりと掘り下げることによって導き出しながら、分かりやすくそれを相手に伝えることを考え、自分が客観的に見たときに読みたいと思えるような職務経歴書を書きましょう。