将来、宇宙で仕事をするために今のうちに取得しておきたい資格と言えば、やはり宇宙飛行士でしょう。
日本で宇宙飛行士を目指す場合には、不定期でJAXAが募集しているようです。非常にこの試験は厳しく、受ける場合には、大学において複数年間自然科学系の研究・開発に携わって、さらに英語力があったり、学歴を有していたりすると有利になると言われています。合格すると、専門知識や基礎訓練などを深く学習して、宇宙飛行士として認められるのを待つようになります。
宇宙飛行士の応募条件について詳しくご紹介しましょう。 日本国籍があり、自然科学系の大学卒業以上である、3年以上自然科学系のジャンルにおいて研究、開発、設計、製造等の実務経験がある、宇宙飛行活動の幅広いジャンルのもの等に柔軟かつ円滑に宇宙飛行士として対応することができる科学技術、知識等のスキルがある、訓練の際に必要な泳力がある、訓練を宇宙飛行士の国際的なチームの一員として行って、意思の疎通を円滑に図ることができる英語力がある、ということが条件になっています。
また、宇宙飛行士としての長期宇宙滞在、訓練活動等に適応可能な次にご紹介するような項目を含む心理学的、医学的特性があることが条件です。心理学的特性としては、長期間国際的な宇宙飛行士のチームの一員として業務を行うことができる協調性、情緒安定性、適応性、意志力等があることが必要です。医学的特性としては、158cm以上で190cm以下の身長、50kg~95kgの体重、最高140mmHg以下で最低90mmHg以下の血圧、両眼が矯正視力で1.0以上、正常な色覚、正常な聴力が必要です。なお、船外活動を宇宙服を着て行う場合には、約165cm以上の身長が必要になります。
その他、宇宙飛行士にふさわしい、美しい日本語、活き活きと自分の経験を伝えることができる豊かな表現力、日本文化や異文化等への造詣、人文科学についての教養等がある、10年以上JAXAに勤めることができ、しかも、海外での勤務が長期間にわたってできる、アメリカで勤務する場合に初めに必要になる国際免許を取るため、採用するまでに国内の普通自動車免許を取ることができる、所属している機関などから推薦してもらうことができる、ということが条件になっています。