Uターン転職とは、出身地に帰って転職することを言います。地元を出て大都市の大学を卒業して、そのまま就職してしまったものの、やはり故郷に戻りたいといったケースです。このとき心配になるのは、地元で安定した仕事に就けるかどうかではないでしょうか。
Uターン転職のメリットには、「地域に密着した仕事に就ける」というのがあげられます。住み慣れた土地で友人が多ければ、仕事にプラスに働きそうです。また、直接的な転職のメリットではありませんが、「地元の方が家賃が安い」とのことです。都心の便利な場所に住むと、どうしても家賃は高くなってしまいます。同じ家賃の物件なら、地方の方が間取りが多かったりします。
Uターン転職のデメリットとして、「年収の減少」があがっていました。また、「希望する職種が少ない」というのも、Uターン転職のデメリットと言えそうです。ただし、メリットのところに書きましたが、地方の方が家賃が安いので、トータルで考えれば年収が減ったとしても、それほど差はみられないかもしれません。
Uターン転職をする理由で多いものは、「今の仕事に不満がある」でした。今の仕事に満足していれば、地元に帰りたいなどという気持ちはおきないでしょう。また、「地元なら、親に結婚や出産を協力してもらえる」というのも、Uターン転職をする理由のひとつです。待機児童の多さが社会問題化していますが、親元にいれば子供の面倒なども頼むことができそうです。
親・兄弟の協力が得られるというのは、Uターン転職の大きなメリットのひとつではないでしょうか。大都市でマイホームを持つのはたいへんですが、地元であれば、親と二世帯住宅を建てるなどすれば、住宅ローンを軽減することも可能です。生活面でも何かと助けてもらえることが多くなります。
メリットともデメリットとも言えそうなのは、地方では車が必要になることです。車の運転が好きな人はいいですが、そうでない場合は通勤がストレスになってしまいそうです。ガソリン代もかかります。都会であれば、待たずに電車に乗れるので交通の不便はありませんが、地方だと電車やバスの待ち時間が長くなります。その代わり、通勤ラッシュなどは少ないでしょうから、待つのが気にならない人であれば、のんびり通えるようになるかもしれません。
